土地の売却を行う際、早く売れるに越したことはありません。しかし実際は、すぐ売れる土地と売れづらい土地があり、後者の場合は売却が長期化するリスクが伴います。
そこで本記事では、売れやすい土地と売れづらい土地の特徴をそれぞれ解説したうえで、売れづらい土地を売却するポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。
鳥取市の地域密着型不動産会社「湖東商事」に売却を相談してみる
※読みやすさの観点から「買主」「売主」と敬称を略しています。ご了承ください。
※記事監修者:鳥取市に地域密着して不動産売買・管理を行う不動産会社、湖東商事の代表取締役:内田豪。「不動産売買が初めての方でも理解できるよう、できるだけ専門用語を使用せず分かりやすく解説します。」
売れやすい土地の特徴
売れやすい土地の特徴は、主に以下が挙げられます。
・立地条件が良く生活利便性が高い
・家を建てやすい形状である
・建ぺい率・容積率が高い
詳細に見ていきましょう。
立地条件が良く生活利便性が高い
商業施設や学校に近く、生活利便性が高い土地は人気が高く売れやすい傾向にあります。学校まで徒歩圏内、近くに大型スーパーがあるといった環境は、生活するうえで便利だからです。
他にも「駅チカ」という要素も売れやすさに関係します。ただし車を所有する人が比較的少ない東京や大阪においては「駅チカ」であることも重要になりますが、車社会である地方都市部であれば駅チカであることは売れやすさに繋がりづらいので認識しておきましょう。
自然が豊富な地域であれば、見晴らしが良い場所や静かな場所も好まれます。
家を建てやすい形状である
土地を購入する人の大半は住宅を建築することが目的です。そのため、土地が住宅を建築しやすい形状かどうかは売れやすさに直結します。
住宅を建築しやすい形状は正方形または長方形であり、その土地は「整形地」と呼びます。整形地は建築しやすく、住宅にデッドスペースが生まれづらいため住宅用の土地として人気が高いです。
建ぺい率・容積率が高い
建ぺい率や容積率が高いと理想の住宅を建てやすいため売れやすくなります。建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合のことで、容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合のことです。
建ぺい率や容積率が高いと土地に対する制限が少なくなり、広くて大きい家を建てられます。またマンションを建てる際にも部屋数を増やせるため投資家や不動産会社が探している場合が多く売れやすいでしょう。
売れづらい土地の特徴
売れづらい土地の特徴は、主に以下が挙げられます。
・立地条件が悪い
・不整形地である
・地盤が弱い
・土地が狭すぎる/広すぎる
・前面道路幅が4m
詳細に見ていきましょう。
立地条件が悪い
駅まで遠い、近くに商業施設がない、といったように立地条件が悪い土地は売れづらい傾向にあります。また都市部に限りますが、駅チカでも通勤通学などに乗り換えが複数回必要な場合は売れづらいです。ただし地方都市部の場合は車を使って移動することが多く、駅チカかどうかは重要視しない場合があります。
他にも、坂の途中に土地がある、津波や洪水の浸水区域内である、山の斜面に近く土砂災害リスクがある、などの立地条件も避けられやすいです。
不整形地である
歪んだ形や凹凸がある土地は売れづらい傾向にあり、これらの土地(正方形または長方形ではない土地)を「不整形地」と呼びます。
不整形地には例えば、三角形の「三角地」、L字型の「旗竿地」、台形の土地等があります。不整形地はデッドスペースが生まれやすく、住宅の形状も制限がかかるため避ける人が多いです。
地盤が弱い
住宅用の土地の場合は地盤の強さを重視する人が少なくありません。
特に日本は地震大国であるため、大きな地震が発生したときに崩壊リスクが高くなる弱い地盤の土地は避けられやすいです。
土地が狭すぎる・広すぎる
狭すぎる土地(狭小地)は理想の住宅を建てることが難しいため売れづらいです。一方で広すぎる土地も、不必要に土地の価格をつり上げる要因となり避けられる傾向にあります。
平屋か二階建てかなどで理想的な面積は変わりますが、家族で一緒に住める4LDK程度の住宅を建てるのに適した面積が好まれやすいです。
前面道路幅が4m以下
道路幅は4m・6m・8mが一般的ですが、4m幅は車のすれ違いも難しく思ったより「狭い」と感じます。ここで当社が本社を置く鳥取市をはじめ雪国ならではの問題が生じます。除雪車が入れないことです。
鳥取市は冬季には約50cm前後の雪が積もることも多く、除雪車による除雪作業は欠かせません。しかし前面道路の幅が4mの場合は除雪車が入ることができないため、自分で除雪作業を行う必要があります。多い時では100cm程度積もることもあり、除雪車なしの作業は難しいといえるでしょう。
このリスクを避けるため、前面道路幅が4mの土地は雪国では避けられる傾向にあります。一方で6m・8m程度の道路幅であれば問題ないでしょう。
売れづらい土地を売却するポイント
土地は容易に形状や面積を変えられません。そのため売り方などを工夫して売却確度を高くする必要があります。
売れづらい土地を売却する際には以下の対策がおすすめです。
・売却価格を下げる
・隣地の所有者に売る
・不動産会社に直接買い取ってもらう
売れづらい土地はただ市場に出すだけでは長期間売れないことが多いです。不動産会社に相談のうえ、綿密な戦略を立てて売却活動を行いましょう。
鳥取市周辺で不動産売却を行うなら湖東商事
売れやすい土地であれば幸運ですが、売れづらい土地を相続などで受け取った場合には売却するのが困難になる場合があります。まずはその地域の不動産売買の実績が豊富な不動産会社に相談し、売り方を工夫しましょう。
最後に、鳥取市周辺で不動産売却を検討中なら、鳥取市に本社を置き、不動産売却を得意とする”地域密着型”の湖東商事にお任せください。当社は地域に根差して55年以上、多くのお客様に支えられながら不動産売却をサポートしてきました。鳥取市の不動産査定にも自信があります。独自ネットワークにもご期待ください。
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